ロットと pips 、資産管理の基礎知識
FXを行う上で資産管理の知識は必須となります。「何ロットまで許容できるのか」「何pipsで決済や損切を行うか」などトレード戦略の基本ですので、本格的にトレードを始める前にこの知識は抑えるようにしてください。
目次
FXでの資金管理
FXでの資産管理は「ロット」という売買数量を調整することで行います。よく「ハイレバ(ハイレバレッジ)は資産以上の金額を扱えてしまうから危険だ」と言われますが、ハイレバ自体は危険ではなく、むしろ「海外FX」を使用する大きなメリットです。
例え、レバレッジ1000倍だとしても、ロット管理さえ徹底できていれば資産を一気に失うことはまずありません。自分の資金にあったロット数でトレードすることが、FXにおいて最も重要です。
更には決済と損切までの「pips」というものを設定しておくことで、無駄な損失を防ぐことができます。今から始める人は「何ロットで何pips取ればいくらの利益になるか」これを瞬時に計算できるようになることを最初の目標にしてください。
ロットとは
FXで用いる「ロット」とは「売買単位」のことです。1ロットがいくつなのかは使用するFX業者により変わりますが、私が使用しているXMでは1ロット10万単位になります。(一部例外のペアも存在します)
例えば、USD/JPYのペアで1ロットの買い(ロング)エントリーをした場合、ドルを10万枚買ったということになり、10万枚買っている状態でドルが1円価格上昇すると、10万円の利益となります(1円×10万枚)
1ドル110円だとした場合、1ロットは110円×10万枚=11,000,000円となります。1000万円以上するので、通常であればお金持ちでなければ売買することができません。しかし、レバレッジのおかげでこれを低資産で売買することが可能です。
私が使用している「XM」はレバレッジ888倍なので、資産×888の額を扱うことができます。1ドル110円で1ロット買うのに通常は11,000,000円掛かりますが、このレバレッジのおかげで、12,500円で1ロット売買することができます。(あくまで理論値ですので、実際は資産に合ったロット数でトレードするようにしてください)
このように少ない資金で大きな額を動かし、資産を増やせるのが海外FXの強みになります。同じ環境でトレードする方は、1ロット=10万単位と覚えておきましょう。絶対1ロットで売買するというルールはなく、最小0.01ロット(1000単位)でも売買することができます。
pipsとポイント
FXで用いる「pips」とは為替が変動するときの基準値のことです。 この値は「ドル/円:0.01円」「ユーロ/ドル:0.0001ドル」といった風に通貨ペアごとに決まっています。
「ドル/円で0.1円の値幅利益を取って、ユーロ/ドルで0.0005ドルの値幅利益を取った!」と言うより「ドル/円で10pips利益を取って、ユーロ/ドルで5pips利益取った!」の方が分かりやすいように全通貨共通の利益幅を共通単位で表すため「pips」は存在しています。
また「pips」をより細かくした単位として「ポイント」というものが存在します。「1pips = 10ポイント」と覚えてください。MT4を使用していると決済や損切の設定がポイント表示になっているので混乱しないように気を付けてください。
まとめ
以上、初心者向け9ステップ講座の7回目「ロットと pips 、資産管理の基礎知識」でした。資産にあったロットで、何pips 取るかを考え、何ポイントの位置に決済と損切を設定するかを考える。これがトレードする上でで最も大切です。チャートの分析だけではなく、資産管理を徹底して資産を増やしていきましょう。