PowerPointにて「コンテンツに問題が見つかりました」と表示される際の対処法
ごく稀ではありますが、PowerPointで作成されたファイルを開いた際に「コンテンツに問題が見つかりました」や「プレゼンテーションを修復できる可能性があります」など表示されて開けないことがあります。この問題の解決策がかなり特殊なものだったので備忘録も兼ねて当記事で紹介していきます。同じ問題が出ている方は是非参考にしてみてください。
目次
コンテンツに問題が見つかりました
メールで送られてきた「.ppt」ファイルが「コンテンツに問題が見つかりました」と表示されて開けないと職場で問い合わせがありました。トリガーは「Windows Update」が怪しいが、他の「.ppt」ファイルは問題なく開けるため関係ないかもしれないとのことです。
対象のファイルをローカルに保存
まずは前提として、対象のファイルをメールから直接開かずにローカルに保存するようにしてください。これはメールの添付ファイルに対してセキュリティソフトやOfficeソフトがブロックしている可能性があるからです。今回はそもそもデスクトップ上に保存しているとのことだったので、ここは指示しませんでした。
Windows Update と PCの再起動
中途半端にアップデートが行われている可能性があるため、念のため再度「Windows Update」を行い、その後「PCの完全シャットダウン」を試してみました。(Windows Update は更新量が多いと一度のアップデートでは更新しきれていないことがあるので「更新プログラムのチェック」を複数回行うことをおススメします) 結果として「Windows Update」と「PCの完全シャットダウン」では改善されませんでした。
Officeソフトの修正を試す
実際に私がやった方法を実施する前に、まずはこの方法を試してみてください。私が紹介する方法よりも安全かと思います。※自宅のPCで行う際には自己責任手お願いします。また社用PCで行う際には事前にシステム担当者へ実施の可否を確認してください
- 使用中のOfficeソフトを全て終了する
- デスクトップ画面左下「Windowsマーク(スタート)」をクリック
- 「歯車マーク(設定)」をクリック
- 「アプリ」をクリック
- 左メニューにて「アプリと機能」を選択
- 「アプリと機能」の右画面一覧で対象のOfficeソフトをクリック
- 「変更」をクリック
- 「デバイスの変更を許可しますか」にて「はい」をクリック
- 立ち上がった画面で「修正」にチェックを入れ「続行」をクリック
これでOfficeソフトの修正が始まるので、終わるまで待ち、完了後にPCを再起動します。再起動後、対象のファイルが開けるようになったか確認してみてください。
ブロックを解除する
「Officeソフトの修正」を試しても復旧しない場合はこの方法を実施ください。
- PowerPointを起動している場合は終了する
- 開けない「.ppt」ファイルを右クリックする
- 「プロパティ」をクリックする
- 「全般」タブを開き「許可する」にチェックを入れる
- 「OK」をクリックし、対象ファイルを開く
ファイルがブロックされていることが原因であればこの方法で解決します。私の場合はこの方法で解決しました。「許可する」のチェックボックスがなく「ブロックを解除する」のチェックボックスがある場合はそちらをチェック、「ブロック解除」ボタンがある場合はそちらをクリックしてください。
保護ビューを一部解除する
「ブロック解除」で解決しない場合や「ブロック解除」ボタンが存在しない場合は次の方法を試してみてください。
- PowerPointを起動する
- 「ファイル」タブをクリックし「オプション」をクリックする
- 左メニューで「セキュリティセンター」選び、「セキュリティセンターの設定」をクリックする
- 左メニューで「保護ビュー」選び、3つあるチェックボックスのうち上2つのチェックを外す
- 「OK」をクリックし、PowerPointを閉じる
- 対象ファイルを開く
「保護ビュー」の設定解除はセキュリティ上あまり良くないので、この方法で改善されない場合は設定を戻しておいてください。
これでも開けない場合は、他のPCでは開けるか、他のファイルは開けるか、他の拡張子は問題ないか、ファイルを送りなおして貰うとどうか、など現象を切り分け、原因を特定する必要があります。