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【FX・手法】シナリオ構築・ライントレード

シナリオ構築・ライントレード

今回は『シナリオトレード』という、週末に「分析」と「方針決め」を行い、平日にトレードのみを行うといった手法を紹介します。トレードの基本的な考え方が身に付く手法なので、是非ともこの記事を参考に挑戦してみてください。

時間足 W1、D1、H4、H1、M15
勝率 70%
獲得pips 20~50pips
損切り -20pips
保持時間 数時間
タイミング 1日1回程度
使用 トレンドライン・サポートライン・レジスタンスライン・移動平均線

手法の概要

各チャートにラインを引き、それに沿ったトレードを行う手法を『シナリオトレード』と呼んでいます。この手法では、取引できない週末に翌週のシナリオ構築し、取引可能な平日にシナリオに沿った動きを待ってエントリーします。画面に張り付く時間が少なく、その割に上手くシナリオにハマれば、大きくpipsを獲得することができる手法です。

手法の手順

まず翌週の動きを予測するため「W1」にトレンドラインを引き、「D1」にレジスタンスライン・サポートラインを引きます。この際ローソク足が「フラッグ(平行四辺形)」や「ペナント(三角形)」を形成している場合は、そちらも分かるようにラインを引いておきます。

「W1」と「D1」にラインを引き終わったら、「H4」にて「このラインまで来てこのように動いたらロングでエントリーしよう」というようなシナリオを構築します。シナリオ構築の際には、先ほど引いた各種ラインと「移動平均線」を使うようにして下さい。

ここまで出来たら、後は平日にエントリータイミングを待つだけです。シナリオが動くのは「トレンドライン」「レジサポライン」「移動平均線」などがローソク足がぶつかる場所であることが多いので、そのタイミングで 4H > 1H > 15H と観測時間足小さくしていき、ぶつかった後の動きに合わせて「15H」でエントリーします。決済は「20pips」を超えたら好きなタイミングで、損切りはエントリーポイントから「20pips」離して設定します。

手法の具体例

下記画像の場合「移動平均線」は上向きなので上昇トレンドです。しかし、ローソク足は垂れてきているため、上昇トレンド中の「押し目」形成中だと判断します。押し目はトレンドに乗るチャンスですので、上目線をメインにシナリオを構築していきます。

ローソク足の上にはサポートラインがあり、下にも過去のサポートラインがあります。上抜けされたサポートラインはレジスタンスラインになる可能性が高いので、ここまで下がって反発したらロングでエントリーします。逆にそこを抜けると、20日の移動平均線をデッドクロスするので、シュートでエントリーします。

更に、レジスタンスライン到達前に20日の移動平均線とぶつかるので、ここで反発する可能性も考慮しておく必要があります。20日の移動平均線で反発したらロングでエントリー。そのまま下抜けたら、レジスタンスラインまで様子見です。

このように、いくつかのポイントを軸にして、ロングとショートどちらでもエントリーできるようなシナリオを構築することが重要となります。難易度の高い手法なので、毎週繰り返しシナリオを構築して、感覚を掴みながら精度を上げていく必要があります。

まとめ

今回紹介した『シナリオ構築・ライントレード』は、トレードの基本とも言える手法です。機械的にエントリーは出来ませんが、日々移り変わる相場の流れに対応することができ、相場観を磨くことができます。ロング・ショート両パターンを考えておくため、勝率も低くはありません。皆さんも是非とも毎週末のルーティンとして「分析」と「シナリオ構築」を実施し、平日のトレードに挑戦してみてください。

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