PCのシャットダウン・再起動ボタンを非表示にする方法
PCをサーバーの代わりに使用する際や、複数人でリモート接続で使いまわしている場合など、シャットダウンや再起動を実行しないで欲しい状況が稀にあるかと思います。今回はそんな方へ向けて「PCのシャットダウン・再起動ボタンを非表示にする方法」を紹介しいていきます。
目次
シャットダウン・再起動ボタンとは
Windows10における「シャットダウン・再起動ボタン」とは、下記の通常のシャットダウン・再起動方法にて使用するボタンを指します。
- デスクトップ画面左下「スタート(Windowsマーク)」をクリック
- 「電源(電源マーク)」をクリック
- 「シャットダウン」or「再起動」をクリック
シャットダウン・再起動ボタンの非表示手順
Windows10のPCでは「ローカルグループポリシー」の設定を変更することで、シャットダウン・再起動ボタンを非表示にすることができます。
ローカルグループポリシーエディタの起動方法
- キーボードにて「Windowsマーク」キー + 「R」キー を同時押し
- 「ファイル名を指定して実行」にて「gpedit.msc」と入力し「OK」をクリック
シャットダウン・再起動ボタンの非表示設定方法
下記手順は「ローカル グループポリシーエディター」にて実施してください
- 左メニュー「コンピュータの構成」内の「管理用テンプレート」をクリック
- 右画面にて「タスクバーと[スタート]メニュー」をダブルクリック
- 右画面にて「シャットダウン、再起動、スリープ、休止コマンドを削除してアクセスできないようにする」をダブルクリック
- 「有効(E)」にチェックを入れ「適用」をクリック
- 「OK」をクリックし画面を閉じる
- 右上「×」にて「ローカル グループポリシーエディター」を閉じる
- PCを再起動し、設定完了
ボタン非表示の状態でシャットダウン・再起動する方法
シャットダウン・再起動ボタンを非表示にしている場合、下記3つの方法でシャットダウン・再起動の実行が可能です。
方法①:キー入力
- デスクトップ上何もアイコンがない箇所をクリック
- 「Alt」キー + 「F4」キー を同時押し
- 表示された画面で「シャットダウン」or「再起動」を選択し
方法②:PowerShell
- キーボードにて「Windowsマーク」キー + 「R」キー を同時押し
- 「ファイル名を指定して実行」にて「PowerShell」と入力し「OK」をクリック
- 起動した「PowerShell」にて下記を入力し「Enter」にて実行
- シャットダウン:Stop–Computer –force
- 再起動:Restart–Computer –force
方法③:コマンドプロンプト
- キーボードにて「Windowsマーク」キー + 「R」キー を同時押し
- 「ファイル名を指定して実行」にて「cmd」と入力し「OK」をクリック
- 起動した「cmd」にて下記を入力し「Enter」にて実行
- シャットダウン:shutdown /s /t 0
- 再起動:shutdown /r /t 0
その他のボタン非表示方法
今回は「ローカル グループポリシー」に設定する方法を紹介しましたが「Active Directory」にて「ドメイン接続PC」を管理している場合は「グループポリシー管理エディター」にて全台まとめて設定することが可能です。