国内FXと海外FXの違い
「国内の業者を使うか」「海外の業者を使うか」たったこれだけの違いですが、FXでは様々な違いがあります。「国内FX」「海外FX」それぞれにメリット・デメリットがあるので、まずは各特徴を掴み、どちらを使うか決めたうえで自分に合った業者の選定を行うようにしてください。
目次
国内FX
メリット
- 税率固定20%
- 各社のツールが分かりやすい
- ニュース等、コンテンツが充実
デメリット
- 業者とユーザーは敵対関係
- レバレッジ上限が10倍（規制予定）
- 負債を抱える可能性あり
- ツールが業者により異なる
業者とユーザーが利益を奪い合う仕組み、レバレッジ上限、システムトラブル時に負債を抱える可能性がある(金融法で禁止されている「損失補填」にあたるため) など大きなデメリットが目立ちますが、それでも国内FXを使用する人がいるのは「税率固定20%」の恩恵が大きいからです。むしろそこしか海外FXに勝っている部分がありません。
例えば、年収1000万円、為替の利益1000万円の人がいたとします。この人が国内FXを使用していた場合に国に払う所得税は、1000万円×33%(所得税税率) + 1000万円×20%(固定税) = 330万円 + 200万円 = 530万円 となります。
これが海外FXの場合、雑所得として年収合算となるため、（1000万円+1000万円）× 40%(取得税税率) = 800万円 となるわけです。所得税だけでこれほどの差が出るので、大金を稼ぐという方は、国内FXの使用も視野に入れることをオススメします。
海外FX
メリット
- 業者とユーザーは味方同士
- ハイレバレッジ（888倍 等）
- ゼロカット（負債の心配なし）
- ツールが全業者共通
- 入金時のボーナスなどが豊富
デメリット
- 税金が雑所得（年収合算）
国内FXの項目で紹介した「税金が年収合算の雑所得扱い」である点を除くと、海外FXはあらゆる点で国内FXに勝っています。海外FXは、ユーザーが利益を出せば業者も儲かるような仕組みになっているので、ボーナスやサポートがかなり充実しています。また、国内の規制が適応されないのでレバレッジ上限もありません。国内では25倍が上限となりますが、海外では888倍などの業者もあります。
最大のメリットは「ゼロカット」という海外特有の仕組みになります。この仕組みは、含み損が口座残高を上回りマイナス残高が発生した際に、マイナス分をゼロにしてくれるという仕組みです。この仕組みがある限り、ユーザーが負債を抱えることはありません。
この仕組みは国内だと金融法で禁止されている「損失補填」にあたるため、実現することができません。似たような「ロスカット」という仕組みがありますが、かなり脆弱なものでマイナス残高になる可能性はゼロではありません。つまり、国内FXは常に負債を抱える可能性があるということです。このように「海外FX」は負債を抱えることがないという大きなメリットがありますので、少ないリスクで稼ぎたいという方には、海外FXの使用がオススメです。
まとめ
以上、初心者向け9ステップ講座の2回目「国内FXと海外FXの違い」でした。それぞれの特徴を捉えることができたでしょうか。私は「ゼロカット」「ハイレバレッジ」のメリットに大きな魅力を感じているので「海外FX」を使用しています。(資産が大きくなり、月の利益も大きくなり始めた場合は「国内FX」に移る予定です)
