風邪予防と花粉対策を同時にできる「鼻うがい」とは
「風邪」「花粉」「コロナ」などが蔓延する中、どのような対策をしていますか。「マスク」「アルコール消毒」「手洗い」「うがい」ここまでは当たり前に行っている人が多いですが「鼻うがい」を行っている人はまだまだ少ないです。そこで今回は「鼻うがい」のやり方や効果について紹介していきます。
目次
鼻うがいとは
「鼻うがい」とは専用の液体(もしくは塩水)を用いて行う鼻洗浄の通称です。鼻の穴から液体を注入し、もう片方の鼻の穴から流し出すことで「鼻腔」内の汚れを洗浄します。
鼻うがいの効果
「鼻うがい」は「ウイルス」や「花粉」が付着しやすい「上咽頭」という鼻の奥にある部分を洗い流すことができるため「喉うがい」以上にの洗浄効果があります。また「鼻うがい」は「花粉」や「ウイルス」などの異物を溜まった鼻水と共に洗い流し、鼻の粘膜を湿らせておくことができるため、鼻腔内の乾燥やウイルスの侵入を防ぐことができ「風邪」や「花粉」の予防も可能です。
- 風邪やインフルエンザなどウイルス対策
- 花粉やハウスダストなどアレルギー対策
- 鼻詰まりや不快感の解消
- 蓄膿症の予防や症状の緩和
鼻うがいは何故痛くないのか
鼻に液体を入れると聞くと「すごく痛いのでは…?」と不安になる方も多いかと思います。しかし「鼻うがい」は全く痛くありません。そもそも鼻に水が入ったときに痛みを感じるのは「鼻水」と「水」の塩分濃度が異なるからです。人間の体は「鼻水」や「涙」などの「生理食塩水」と同じ濃度であれば痛みを感じることはありません。
つまり「鼻うがい」に使用する液体を「生理食塩水」と同じ塩分濃度にすることで、痛みなく鼻の洗浄を行うことができます。具体的には「塩分濃度0.9%」の液体であれば鼻に入れても痛くありません。「塩分濃度0.9%」の液体は、100ccの水に0.9gの塩を入れること手作りすることも可能です。(慣れるまでは市販のキットの使用を推奨)
鼻うがいのやり方と注意点
やり方
- 「鼻うがい液」を準備する
- 顔を軽く横に傾けてゆっくりと鼻の穴から注入する
- もう片方の鼻の穴から「鼻うがい液」を流し出す
- 鼻腔に水分が残っていないことを確認する
- これを1日2,3回実施する
注意点
- 鼻うがいの際に液体や唾液を飲み込まないようにしてください
- 勢いよく注入しないようにしてください
- 鼻腔に水分が残った状態で鼻をかまないようにしてください
鼻うがい非推奨の方
下記に当てはまる方は「鼻うがい」非推奨となります。当てはまる方でどうしてもやりたいという方は「鼻うがい液」を完全に鼻に入れてしまわず、鼻の入り口付近のみ液体で洗浄するようにしてください。
- 中耳炎の人
- 声帯麻痺を起こしている人
- 誤嚥を起こしやすい人
- 膿性鼻汁の多い人
- 小さな子供
オススメの洗浄液
「鼻うがい」を簡単・安全に行いたいという方には下記の洗浄液「サイナス・リンス」がオススメです。「鼻うがい」専用のボトルがセットとなっており、子供から大人まで簡単に「鼻うがい」を行うことができます。