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【ポケカ】何故瞬間的に高騰したのか「トリプレットビート」の高騰理由を考える

何故瞬間的に高騰したのか「トリプレットビート」の高騰理由を考える

2023年3月10日(金)に発売となったポケモンカードの新弾「トリプレットビート」ですが、トップレアである「キハダ」のスペシャルアートレア(SAR)版が初動14万円超え、未開封BOXが1.4万円で取引されるなど、これまでにない高騰を見せていました。しかし、実はこの新弾、プレイヤーやコレクターなどある程度知識がある人たちの間では、そこまで高騰しないだろうと予想されていました。では何故これほど高騰したのでしょうか。今回は「トリプレットビート高騰の理由」について紹介していきます。

ポケモンカードのブーム

「ポケモンカード」がここまで人気となった理由については下記の記事にて紹介しています。

【ポケカ】人気再熱!なぜポケモンカードが今人気なのか

何故ここまで高騰したのか

「トリプレットビート」の高騰には下記3つの要因が大きく関わっています。

  1. 継続しているポケカブーム
  2. SNSを中心に話題となった「バイオレットex」の高騰
  3. テレビでも取り上げられた「ポケカ投資」

継続しているポケカブーム

「ポケモンカード」のブームは2018年から続いています。「GXスタートデッキ」を第一次ブームとするのであれば、拡張パック「一撃マスター / 連撃マスター」前後が第二次ブーム、「バイオレットex」前後が第三次ブームとなります。(とはいえ、ブーム間もずっと人気は右肩上がりの状態です)

「第一次ブーム」から「第二次ブーム」では一気にプレイヤーが増加しましたが、「第二次ブーム」から「第三次ブーム」ではプレイヤー以上に「転売ヤー」と「コレクター」「自称投資家」が急増しました。価格が大きく跳ね上がった一番の原因はこの「プレイヤー以外の需要の急増」です。また、価格や注目度の上昇から「Youtuber」や「著名人」のポケカ参入が続いていることも、この「ポケカブーム」継続を後押ししています。

「バイオレットex」の高騰

そんな「ポケカブーム」が続く中で、拡張パック「バイオレットex」が大きく話題になりました。話題になった理由はいくつかありますが、2022年発売のポケモン最新作「スカーレット・バイオレット」に関連する新弾であること、そこに登場する保健の先生「ミモザ」の「スペシャルアートレア(SAR)」の価格が初動5万円から12万円まで跳ね上がったこと、収録されている「ミライドンex」が環境トップのデッキとなったこと、などが主な理由として挙げられます。

また、これらに関連して、そもそも「バイオレットex」が品薄状態で購入できないこと、シュリンク付き未開封BOXが2万円で取引されていること、なども話題の後押しとなりました。連日SNSを中心に価格や再販情報が飛び交い、ライバルを減らすために嘘の情報まで飛び交いだす始末でした。

テレビでも特集が放送される

そんな連日話題に事欠かない「ポケモンカード」でしたが、ついに 2023年2月13日(月) NHKのテレビ番組で特集が組まれました。「トレーディングカードゲーム」全般についての特集でしたが、その主な話題は「ポケモンカード」について。「カード売買で巨額の利益を稼ぐトレカ投資家」「続々とオープンするトレカ専門店」など、プレイヤー以外の内容が多かったため、これまで注目していなかった多くの人にも認知されるきっかけとなりました

そして「トリプレットビート」の発売

上記で紹介したような3つの後押しがある状態での「トリプレットビート」発売。事前に発表されていた収録リストを確認していたプレイヤーやコレクターは「バイオレットex」程の高騰はまずないだろうと予想していましたが、実際は前回以上の争奪戦となりました。(シールド戦対象の新弾だったため、その分のBOXを店側が確保しなければならなかったことも1つの要因です)

ここまでの内容からも分かるように、高騰の最たる理由は「知識のないユーザーの参入」です。「とりあえず買えれば儲かる」という偏った知識を持ったユーザーがこの数カ月の話題から参入した結果、このような高騰に繋がりました。(そのため「トリプレットビート」の高騰は瞬間的なものであり、徐々に価格は落ち着いてきています)これは投資界隈でいうところの「靴磨きの少年」状態です。果たしてこのバブルのようなポケカブームはどこまで続くのでしょうか。今後のポケカ界隈からも目が離せません。

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