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【映画館】IMAXや4DX・MX4Dとは?一般的な映画館との違いを解説

IMAXや4DX・MX4Dとは?一般的な映画館との違いを解説

みなさんは『IMAX』や『4DX / MX4D』で映画を観たことがあるでしょうか。一般の映画より+1,000円近くチケットが高くなるため、観たことない人の方がまだ多いかもしれません。今回はそのような方へ向けて「『IMAX』や『4DX / MX4D』と一般的な映画館の違い」を紹介していきます。この記事を読んで、是非とも映画館に足を運んでみてください。

映画館で観るメリット

最近では「Amazonプライム」「ディズニー+」といった映像系サブスクリプションが充実しているため、家で気軽に映画を楽しむことができます。そのため、わざわざ1作品のために映画館に足を運んでチケット代を払って観るのは馬鹿馬鹿しいと思う方もいるかもしれません。しかし、映画館には家では得られないような下記のメリットがあります。

  • 公開から間を開けずに観ることができる
  • 家に入らないような大きいスクリーンで観ることができる
  • 家では流せないような大音量の音響で観ることができる
  • 不特定多数の人と一体感を味わうことができる
  • 映画館に行くという1つのイベント化することができる
  • 視聴前後に関連グッズを買うことができる

これらは一般的な映画館でのメリットですが、これに加えて「視覚的」「聴覚的」「物理的」な体験をより強くしたものが『IMAX』や『4DX』になります。また、このように「一般的な映画館の上映システムよりも高い水準を目指す上映方式」を『PLF(プレミアム・ラージ・フォーマット)』と言います。

PLFの種類

現在「PLF(プレミアム・ラージ・フォーマット)」には下記のような種類があります。(この中で日本にあるのは『IMAX』『Dolby Cinema』のみ。残りはアメリカにしかありません)

  • IMAX
  • Dolby Cinema
  • Sony Digital Cinema
  • THX Ultimate Cinema

IMAXとは

『IMAX』とは「IMAX社」が開発した動画フィルムの規格、およびその映写システムを指します。「IMAX規格」の映画を撮るためには「IMAXカメラ」が必要となり、このカメラには「IMAXフィルム」と「IMAXデジタル」が存在します。

IMAXフォルムカメラ

「IMAXフィルムカメラ」で撮影した場合、フィルムは「70mm」もあり、一般的な映画のフィルム「35mm」に比べて面積がかなり大きいです。そのためフィルムに記録される情報量も多く、密度の高い映像になります。最近では「4K解像度」という言葉をよく耳にしますが、IMAXフィルムの画像は「18K解像度」に匹敵すると言われています。(18K解像度のまま映画とするのではなく、8Kでデジタルスキャンし、最終的には4K~6Kくらいの映像になります)

また「IMAXフィルムカメラ」では「映像の密度」だけではなく「アスペクト比」も一般的な映画と異なります。一般的な映画のアスペクト比は「シネマスコープサイズ」と呼ばれ、縦横比「2.35:1」なのですが、IMAXフィルムカメラで撮影した映像のアスペクト比「IMAXフルサイズ」は、縦横比「1.43:1」と正方形に近い形になります。

IMAXデジタルカメラ

「IMAXデジタルカメラ」で撮影した場合、映像は「6.5K」となり、アスペクト比は「IMAXデジタルサイズ」と呼ばれます。こちらの縦横比は「1.9:1」と「IMAXフルサイズ」より縦の情報が少ないです。

「IMAXフィルムカメラ」は現存する数が少ないため、「IMAX認定カメラ」を増やすための企画「Filmed In IMAX プログラム」がスタートしました。「IMAX認定カメラ」では「6K~8K」の映像収録が可能となっており、これらの映像を「IMAXフルサイズ」の「1.43:1」に調整することで「IMAX映画」として公開されます。

IMAXカメラ未使用の映画

「IMAXカメラ」「IMAX認定カメラ」で撮影されていない映画も「IMAXシアター」で公開されることがあります。この場合、通常映画の映像に「IMAX DMR(デジタル・メディア・リマスタリング)」という処理が行われ、IMAXの品質に変換されています。(もともとカメラ撮影を必要としないアニメ映画などでIMAX上映されているものは「IMAX DMR」で変換されたものです)

IMAXシアターの種類

IMAXの映画館には下記のような種類があります。この中で「70mmフルサイズIMAXフィルム」の上映が可能なのは「IMAXフィルムシアター」のみとなっています。(2022年現在、日本に「IMAXフィルムシアター」はありません)

  • IMAXフィルムシアター(アナログ上映)
  • IMAXデジタルシアター(デジタル上映)2K解像度 / 1.9:1
  • IMAXレーザーシアター(デジタル上映)4K解像度 / 1.9:1
  • GTテクノロジーシアター(デジタル上映)4K解像度 / 1.43:1

日本にある中で最も「IMAXフィルムシアター」に近い「GTテクノロジーシアター」は「東京都池袋」と「大阪府吹田市」にあります。

4DX・MX4Dとは

『4DX』『MX4D』は、3次元の次元定義に対して、それとは異なる新しい次元定義を行った技術を指す『4D技術』を取り入れた映画館になります。映画の場合は「視覚」と「聴覚」を使用するため、これに加えて「嗅覚」や「触覚」などを加えたものが『4DX』や『MX4D』です。

4DXとMX4Dの違い

4DX』は韓国の会社「CJ 4DPLEX社」が開発したシステムで、『MX4D』はアメリカの会社「Media Mation社」が開発したシステムとなっています。その他、細かなギミックの差はありますが、大きな差はありません。(シートの動きや刺激、風や水しぶき、香りなど)

オススメの楽しみ方

映画のストーリーや映像を深く楽しみたい場合は『IMAX』、デートやアトラクション感覚で映画を楽しみたい場合は『4DX / MX4D』、と観る映画に合わせて選択することをお勧めします。せっかく外でお金を払って観るのであれば、家やこれまでの映画館では味わえないような体験をしてみるのは如何でしょうか。是非一度、スケールの大きな対応している洋画などを観る際に使ってみてください。

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